現出 、
ある瞬間の直感に基づく判断みたいなものは、時が経てど間違っていなかったなと思えることが多い。
それくらい感覚を大切に生きる場面とよく出会う。
バンドというものを人生で初めて今やり始めたのですが、20代で見てきた景色の実行と結実の日々。再検証からの腹落ち、のリピート。シンプルに、バンドは最高に面白い。
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10月。
今年もあと数ヶ月とか、本当に信じられない。
とにかく濃ゆい、横浜家系ラーメンの寸胴鍋の最後ら辺を味濃い目アブラ多目で頂く位には濃ゆい毎日。
大変ありがたく、全てへの感謝で溢れる。
同時に、僕はより進化したい、常に成長したいと思う。
ある場所へ辿り着きたい時、避けては通れないものがある。
基本的に、甘えという漠然とした概念に対しては、僕はきっとこの時代には合わない程に完璧主義的なスタンスを貫く。
39才まで来て、知ってしまった以上、故郷へは戻れないのだ。
しかしそれとこれとは別で、ギターを持ってきて歌う時、僕はようやく表現者に戻ることができる。全くもって別の感覚で、それはきっと14才広島本通商店街で路上ライブを始めた頃のソレと同じなのだ。
人生の本業、表現者。行けるところまで行く覚悟。
このタイミングでバンドとして音楽を鳴らしたいのは、スタジオに入って濱ちゃん・嶋くんと音を出すのが楽しいからなんだ。
あまり細かい理由はない。
とりあえず今はバンド内のエネルギーも凄まじく、まさにこれがバンドなんだなと毎回感じまくる。
僕達三人はめちゃくちゃポップに、泣きながら笑いながらド真剣に取り組んでゆく。
これからも、とにかくエネルギッシュに、タフにステージから音楽させて頂く所存です。
あと、めちゃくちゃ新曲作ってますし、めちゃくちゃ山下雄平既存曲リアレンジも引き続きやっております。
10月26日、戸塚ファーストアヴェニューにて単独公演を行います。
HIGH END LIEファーストワンマンライブ『現出』。
ギター・濱ちゃんがライブ映像を作ってくれたので、宜しければご視聴頂きたく。
三人の道のり、また漂うモード感等、です。
そして『現出』の公式ビジュアル(アートワーク)を担当して下さった現代美術作家・二艘木洋行(にそうぎ ひろゆき)さん。
本当に素晴らしい作品を提供して頂き、その影響をバンドもダイレクトに受けている状態です。
今年に入って濱上君から教えてもらった時、直感的に心を動かされるものがあり、それからずっと離れずそのイメージが膨れ上がっていった、という感じで。
バンドとしても、プロジェクトを進める中で新しいデザイナーを入れる試み、といったニュアンスが上がってきていたので完全にタイミングもあり。
レディオヘッド、ソニックユース、あえて具体的に言葉にし、しかしそれよりも前に自然としたフィーリング。日本だとブッチャーズ等。
個人的なところでは、同世代で生まれ育った場所等、生い立ちが非常に似ていて。
で、あれば、アーティストとしても応援したいなと思って、凄く純粋に。
二艘木さん、この度は最高のイメージをありがとうございます。
公式グッズとなる現出ポスター。
ライブ当日より販売を開始いたします。
戸塚ファーストアヴェニュー、スタジオ側の階段下に張り出して頂きました。
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